Evidence data platform constructed
by Council for Science, Technology and Innovation
国費としての研究費がどのように論文等のアウトプットに結びついているかを見える化するシステムを構築した。具体的には、商用書誌情報データベースに収録された論文データと府省共通研究開発システム(e-Rad)の研究者情報を紐付けることにより、研究アウトプットと研究者属性の関係性を可視化した。なお、本システムを用いた分析は、より効果的な資金配分の在り方を検討していく上で極めて重要であり、関係省庁による政策立案や大学・研究開発法人等による経営マネジメントの高度化に役立てていくことが期待される。
e-Rad に収録されている研究者データから、研究者番号、姓、名(フリガナと英字)、研究機関を抽出した。英字の姓名が収録されていないデータについては、フリガナから機械的に穴埋めを行った。 研究者番号と著者 ID の紐付けは、英字の姓、英字の名、研究機関の完全一致により行った。複数の著者 ID が付与されている研究者や、同一機関に同姓同名の研究者が所属する場合には、研究者番号に対し複数の著者IDが該当するが、完全一致条件を満たす全ての著者 ID を取得した。
各書誌情報データベースにおける手順は以下の通りである。
e-Rad 研究者番号と著者 ID の対応テーブルを用いて、各研究者に対応する書誌情報を各データベースから抽出した。論文著者の属性については 2.3 表 1 に示すとおり推定または取得した。可視化に用いた指標は 2.3 表2 のとおりである。
前節に述べた方法による「見える化」の結果を PDF 形式で提供いたします。以下のリンクよりダウンロードしてご活用ください。